NFT

超初心者向け!NFTについて完全解説!

今回は初心者向け!NFT完全解説というテーマでお送りします。

2022年に入って市場が急成長のNFT界隈。

ビジネスマンだったら、そろそろNFTについてちゃんと理解しておく必要があります。

まだ、情報収集されていなかった方も本記事を読めば理解できるようにまとめてあります!

最後までどうぞお付き合いください!

NFTとは

まずは定義からです。

NFTとは、"Non Fungible Token"の略で、ファンジブルでないトークンです。

わんこ

ファンジブルでない??

これだけでは正直、意味がわからないワン

ファンジブルでないトークンと言われても、そもそもファンジブルであるトークンもわかりません。

なので、まずファンジブルであるトークンからお伝えします。

RR

ファンジブルであるトークンとは!?

ファンジブルとは“代替可能な”ことを指します。

直訳すると、ファンジブル・トークンとは、代替可能なトークンとなります。

つまり、同じトークンであれば、他のトークンと取り替えても価値は変わらないということです。

トークンという言葉が入ると理解しにくい方がいらっしゃるかもしれないので、現金にたとえてみます。

現金はファンジブルな資産の一例です。

ある1万円札は、他の1万円札と同じ価値を持ちますよね。

福沢諭吉の顔つきが違うとかで、値段は変わりません。

あなたの持っている1万円札(A)を、誰かの1万円札(B)と交換しても、「1万円」の価値は変わりません。

1万円札(A)も1万円札(B)も1万円として使うことができる。

これがファンジブル、代替可能であるという意味です。

RR

つまり、日本円はお札同士の替えがきくので、ファンジブルな資産なんです!

ノンファンジブルであるトークンとは

ファンジブルが“代替可能”なので、ノン・ファンジブルとはその反対の“代替不可能な”ことを意味します。

なので、ノン・ファンジブル・トークンは、同じ価値を表すほかのトークンが存在しない状態を指します。

つまり、代替がきかないトークンということです。

さきほどの例で1万円札をノンファンジブルな1万円札に変えてみます。

たとえばあなたがスティーブジョブズと昔、会食した経験があったとします。

そのとき、ジョブズが突然、

「食事中にビジネスアイデアが浮かんだ!」

と、言い出して、

「メモするものはないか!!??」

とあなたに聞いてきます。

※iPhoneに入力しろよというツッコミなしでお願いします。

メモがなかったので、仕方なくあなたは、自分の財布にあった1万円札と持っていたペンを渡しました。

受け取ったジョブズが忘れまいとビジネスアイデアを1万円札に書き込みます。

その後、ジョブズはメモが用意できたので、自分のメモに1万円札に書いた内容を写しました。

そして、メモが書かれたままの1万円札をあなたに返してくれました。

その1万円札が1万円札(A)だったとします。

そしたらどうでしょう?

この1万円札(A)は代替可能でしょうか?

ジョブズのビジネスアイデアが直筆で書かれている1万円です。

それがあなたの財布に入っていて、「私の1万円札と交換して」と友人に言われたとして、あなたは交換できますか?

ジョブズのアイデアが詰まった1万円札です。

おそらく多くの方にとっては交換できない1万円札ですよね。

デジタルデータに固有の価値をつける

これが”代替不可能である”ということです。

なので、ノンファンジブルトークンと定義されているトークンは、

トークンひとつひとつに代替不可能な固有の価値が付与されている状態

になっています。

この代替不可能性がすべてのトークンに付与されている状態、これがノンファンジブルトークンです。

そして、どうやって固有の価値を付与しているかというと、ブロックチェーンの技術を使って、トークンひとつひとつにシリアル番号を割り振っています。

ブロックチェーンとは、取引データを改ざんできないように世界中に点在するたくさんのコンピュータで管理する情報技術のことです。

たくさんのコンピュータで管理するので、ひとつのコンピュータが恣意的に変更できない仕組みになっています。

ただ、たくさんのコンピュータでひとつのものを特定するので、その対象に絶対に変わることのないシリアルナンバーを振って特定しています。

この絶対に変わることないシリアルナンバーが、デジタルデータに固有の価値を付与しています。

なので、デジタルデータにノンファンジブルなトークンを貼る。

つまり、デジタルデータに絶対に変更できないシリアル番号を振り、唯一の無二のデジタルデータにしているものが、NFTになります。

そして、アート画像にノンファンジブルなトークンを貼ったものがNFTアートです。

NFTはなにをもたらす?

「なんだ、ただ番号振るだけかよ。」

と、思った方、侮ることなかれ。

NFTには従来にない、すごいメリットをもたらすんです。

デジタルデータに歴史が刻まれる

NFTはデジタルデータに歴史を刻みます。

なにを言っているのかよくわらかないかもしれないのですが、たとえるならば、学校の図書館の図書貸出カードみたいなイメージです。

ジブリ映画の「耳をすませば」でおなじみのやつです。

本の最後に差し込まれているあの図書カードです。

図書カードには名前が書いてあって、過去にだれが借りたかがわかるようになっていますよね。

あんなイメージでデジタルデータに対して、過去にだれが所有していたかの売買履歴が未来永劫刻まれるようになっています。

それも、ブロックチェーンの技術なので、だれも改ざんできない情報です。

つまり、人類の歴史が続く限り、自分が買った・売った・作ったの証が残り続けるわけです。

超有名人が過去に持っていたデジタルデータ

この履歴が残ることのおもしろさは、履歴自体が価値に影響することです。

たとえば、同じNFTアートのコレクションの作品でも、

  • 過去に海外の超有名セレブが保有していた時期がある作品A
  • 特に目立った取引のない作品B

では、同じような作品でも、作品Aの方が欲しがる人も多いので、高い値段がつきます。

「あの超有名セレブが愛用した」

といったキャッチコピーを耳にしたことがあると思いますが、それと同じインパクトを与えることできるんです。

しかも、絶対に改ざんできない情報として。

これって結構、おもしろくないですか?

NFTは手数料収入をもたらす

NFTはデジタルデータにシリアル番号を振って、唯一のものと特定し、その売買履歴をブロックチェーンの技術で残しています。

売買履歴を残せることで、できるようになることがあります。

それが、すべての売買の売上を特定できるようになることです。

これはかなり革新的ですよね!!

なぜかというと、その売り上げに応じて、手数料を設定できるからです。

手数料を設定することで、転売に関する売り上げからもその商品の生産者、アートであったらクリエイターは収益を得ることができます。

具体例を上げます。

たとえば、あなたが作ったNFTアートを私が1万円で買ったら、あなたに1万円が入ります。

仮にここであなたが手数料を10%と設定していたらとします。

私が1万円で買った、あなたが作ったNFTアートを100万円で転売することに成功したとします。

その場合、100万円の手数料10%にあたる10万円がNFTアートのクリエイターであるあなたに入り、90万円が私に入ります。

※プラットフォームの手数料を除く。

このように、NFTアートのクリエイターは今まで、自身の作品が熱狂を生んで、活発に転売されていても、クリエイターは収益を上げることができませんでした。

が、NFTによってこれが出来るようになるんです!

なので、クリエイターにとってNFTは新しい収益源を確保することができる打ち出の小槌になりえるんです。

NFTのリスク

そんなメリットが多いNFTですが、一方でリスクも多いのが現状です。

ここではNFTのリスクについてご紹介します。

詐欺が横行する世界

NFTの世界は信じられないくらい詐欺が横行しています。

自分の暗号資産がなくなることはよくありますし、人気コレクションかと思って購入したら、意図的にスペルを似せて作った偽物コレクションだったりと。。。

※ハイフンをアンダーバーに変えてたり、小文字と大文字の配置を変えてみたりといろいろあります。

また初心者を狙って、今NFTアートの取引で使われているアプリやマーケット自体を本物のように作って、騙してくるパターンもあったりと!

非常に手の込んだ詐欺が横行していますので、くれぐれも気を付けてください!

日本市場の規模が海外に比べて米粒

世界を騒がしているNFTですが、実は日本市場は始まったばかりです。

日本人の中でも本気でNFTを購入しているのはごくわずかです。

アメリカの投資銀行のジェフリーズ(Jefferies)は2022年1月18日発表したアナリストノートで、NFTの市場規模予測を2022年に350億ドル(約4兆円)以上、2025年に800億ドル(約9兆1000億円)以上に引き上げている。

引用:https://www.coindeskjapan.com/137095/

なので、今段階では日本でNFTコレクションを作っても、飛ぶように売れるみたいなのは稀です。

なので、NFTを販売したいならマーケティング戦略をかなり練る必要があります。

当然といえば、当然なんですが、盛り上がっている市場ゆえに「出せば売れる?」という勘違いは一定数あるようです。

一方で海外では数多のコレクションが一瞬で売り切れています。

億単位でNFT投資をしている人がたくさんいるからです。

なので、NFTで稼ぎたい思うなら海外の市場で勝負することも視野にいれることも選択肢として持つ必要があります。

とはいえ、日本も始まったばかりであるということは、これから大きな波が来るとも解釈できます。

RR

今、この段階でNFTビジネスの種を蒔いておくことで、将来に大きな収穫が期待できるかもしれません。

法律・制度が出来ていない

NFTの権利関係に関する法律・制度はどれもこれもグレーです。

これからいろいろな事例が出てきて、固まってくることが推測されます。

よく勘違いされるのが、著作権がらみの問題です。

NFTはあくまでデジタルデータの所有権にすぎません。

NFTを買っても、購入者が取得できるのは、権利的には所有権だけです。

著作権や商用利用権は譲渡されません。

なので、NFTを買ったからと言って、それを活用したコンテンツビジネスなどを無許可では行ってはいけません。

黎明期ゆえに、こういった勘違いからくるトラブルがまだまだあります。

リーガルリスクが高い領域です。

RR

NFTを買って、二次利用を検討する場合には専門家に相談してから始めることを推奨します。

NFTの未来

これからのNFTがどうなるか。

いろいろな機関やインフルエンサーが予測していますが、ここではその中でもよく言われる4つをご紹介します。

①証明書になる

NFTは改ざんできない電子データです。

改ざんできないっていう特性はかなり有用です。

特に行政機関が発行するような身分証明書と非常に相性がいいです。

  • 免許証
  • 保険証
  • 契約書
  • 住民票
  • 登記簿
  • 戸籍謄本
  • 確定申告書

などなど。

ブロックチェーンの技術を使って、日々のやりとりをそれらの証明書に紐づけることも技術的に可能です。

そうなると、変更届や申告すらいらなくなるかもしれません。

RR

役所に行くのめんどくさいですから、届出や申告がなくなってくれるとうれしいですよね。

②ファッションアイテムになる

NFTはすでにファッション化しています。

多くの海外セレブがSNSのアイコンをNFTに変更しています。

また、NFTに関するtwitterスペースやオンラインセミナーなどに参加すると、アイコンがNFTの人ばかり!

「なんだこのNFTは?かっこいい!!」

「あのインフルエンサーの人がアイコンにしているNFTはなんだ?」

といった感じで、一昔前の裏原宿の闊歩する読者モデルが着ている服を見るかのように、いろんな人のNFTをチェックしてしまいます。。。

「たかだかアイコンにそんな風に思わないでしょ。。。」

と、思う方もいるかもしれませんが、よく考えてみてください。

時計にこだわってお金をかける人たくさんいますよね?

けど、興味ない人は全くお金をかけない。

とはいえ、時計に興味がない人も

  • ロレックス
  • フェラーリ
  • アルマーニ

みたいな名前は知っていて、高級品だと思ってしまうものってありますよね。

そういう類のものとSNSのアイコンに使うNFTが同じようになってきているんです。

冗談のようですが、すでにこの流れは来ています。

③担保になる

将来的にNFTを使って融資を受けられる可能性があると言われています。

さきほどファッションアイテムと紹介しましたが、同じファッションアイテムでも融資を受けられるファッションアイテムは過去なかったと思います。

NFTはそれができるんです。

というのも、すでに事例として起きているんです。

PleasrDAOが行った、NFT担保型ローンの実施とはなにか

まだまだ先進的な事例すぎて浸透はしていませんが、近い将来NFTアートを担保とした金融商品が世にあふれるかもしれません。

④チケットになる

NFTはチケットになりつつあります。

すでにメジャーになっているのは、コミュニティの参加券です。

実は私もコミュニティの参加券のNFTを保有しています。

出典:OpenSea

こちらはかわいい猫のNFTアートなんですが、このNFTアートを買うとコミュニティにも参加できます。

NFT Marketing Orchestraの場合だと、NFTを購入するとコミュニティのホルダー限定チャンネルに参加することができます。

このチャンネルでは、NFTマーケティング攻略を目的とし、クリエイター・コレクター・事業者をつなげるコミュニティになっています。

NFTマーケティング情報だけでなく、コレクション運営相談や自分のビジネスへのNFT活用など、NFTマーケティングに関する様々なプロジェクトに着手する方針で運営されています。

このようにNFTアートをチケットのようにして、運用するパターンも増えてきています。

近い将来、メジャーアーティストのコンサートチケットとして、NFTが活用される日もそう遠くないでしょう。

熱狂的なファンからすると、推しのアーティストのチケットはコレクトすべき貴重なアイテムです。

それを唯一無二として残せるならうれしいですよね。

このチケットアートを使った二次流通も盛んになりそうです。

想像するだけでも、活用の幅は無限大に感じます。

著名なNFTコレクション

最後に著名なNFTコレクションについてご紹介させていただきます。

目からうろこの取引額なので、驚きを隠せない人も多いかもしれません!!

Crypto punks

出典:Crypto punks

最古のNFTプロジェクトといわれるコレクションです。

一枚なんと2000万円~4000万円といったところ!

驚きでしかありません。

BAYC

出典:OpenSea

こちらも人気のBAYC(Bored Ape Yacht Club)です!

1点あたり1000万円から2000万円くらいかと。

人類は猿が好きなんでしょうかね。

いつの時代も猿に熱狂しているような気がしてなりません。

私の世代でいうと、日本を代表するストリートファッションブランド、A BATHING APEですね。

今は中国資本ですが。。。

時代が時代ならA BATHING APEもこのポジションにいたかもしれませんね。

Ringers by Dmitri Cherniak

出典:OpenSea

NFTコミュニティ内でジェネレーティブNFT(パーツ分けされたデータから、ランダムに組み合わせるアルゴリズムを用いたプログラムによって画像を生成して作られたNFT)の先駆者として存在し続けています。

なんと6億円を超える価格で購入される作品も出ました!!

おわりに

いかがだったでしょうか?

今回は初心者向け!NFT解説!というテーマでお送りさせていただきました。

NFTに興味を持たれた方、いらっしゃったんじゃないでしょうか?

NFTの購入にはまず、仮想通貨口座の開設が必要です!!

本記事でNFTがもし気になったら、今すぐに始めることをおすすめします!

NFT市場の動きは日進月歩です!!

早めの参入をおすすめします!!

実際に行動してみようと思った方はこちらのリンクからまずは仮想通貨口座開設をどうぞ!!

本記事は以上です!

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